紫の収容室

たまにどうでもいいことを放り投げるブログです。

薄い本を初めて頒布した話

 くぅ~これにて終了ですw

 

 

 

そんなわけがなかろうが!!!!!僕、実は題名の通り、薄い本を出しました。ただし健全な小説です。人生で初めてのことだったので興奮冷めやらぬうちに記録を残しておこうと思います。

 ことのはじまりは、高専祭にてクリエイターフェスティバルという学生が作品を展示・頒布するイベントを開くと聞いたことでした。昔からコミケに参加してみたいなぁと思っていた僕はすぐに食いつきました。すぐに参加を申し込み(申し込んだのは最終日)、来る高専祭の日に向けて堅実に進捗を生やしていました。いや、生やしていたはずでした。結果として入稿したのは高専祭の直前の週の日曜日でした。遅すぎでは?

かくして、僕は二日ある高専祭の一日目は配達が間に合わずに頒布できないというポンコツムーブをかましたのであった。ここまではまあいい。本題は二日目である。朝から新刊の入ったリュックサックを持って部数の割には重いなと思いつつ会場まで運んだのはよかった。しかし懸念すべき事項があったのだ。それはクオリティの低さである。別に印刷の質が低いとかそういう問題ではなく、単に僕の努力不足によるものだ。先程も述べた通り、僕は限界入稿をキめた。そのため、挿絵も表紙の絵も一切ない完全に文字だけの小説同人誌になってしまったのである。悲しきかな、展示するイラストは描いてもらっていたもののそれは小説の内容とは関係なかったため挿絵には不向きだったし、イベント申し込み最終日に気が付いて無理やりサークルメンバーを巻き込んだようなものなので、一人は何も描いていなかった。それに加え奥付や感想もシンプルで適当なものになってしまっている。

 そんな不安を抱えつつも、スケッチブックに「新刊 1冊100円」と書き、鞄から取り出した新刊を平積みでサークルスペースに置いた。結果から言おう。サークルメンバーや当日来れなかった友達のために分けておいたものを除いてだが、実質完売した。実質というのは、1冊余ってしまったものの即座に押し付けあげる人が見つかったからである。今回こうして人生初の同人誌を出してみて、本当によかったと思う。たとえ駄文でも、自分の書いた文章が本になるというのはいいものだ。来年もクリエイターフェスティバルを開催してくれるらしいので、また参加しようと思う。来年は、今年よりずっといい物語と挿絵付きの小説を出せるように。